みんなの銀行とは？Cover・Loan・Circleなど7サービスの使い方も徹底解説！

「みんなの銀行」は、今日のデジタル時代において、革新的な銀行サービスを提供しています。しかし、そのサービス内容は、まだ多くの人には知られていません。

そこでこの記事では、みんなの銀行の基本から、その独自のサービス、Loanの使い方、さらには一部で囁かれる「怪しい」という声の真偽についても徹底解説します。

みんなの銀行に興味がある方や、決済アプリ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

みんなの銀行とは？

みんなの銀行は、スマホ専用の銀行アプリで、現代のデジタル化された生活に最適な金融・決済サービスです。

主な特徴として、来店や郵送の必要がなく、24時間365日いつでも口座開設が可能です。さらに、デビットカードの同時発行も行われます。特に注目すべきは、業界最高水準の貯蓄預金金利であり、プレミアム会員にはさらに高い金利が提供されます。

みんなの銀行ユーザーは、アプリを通じてお金の管理をより楽しく、効率的に行うことが可能です。例えば、目的別にお金を分けて管理する「ボックス」機能を使えば、無駄遣いを防ぎながら、目標に向けた貯蓄が可能になります。また、他の銀行やクレジットカードの取引も一元管理できるため、月末の収支の確認が容易になるでしょう。

さらに、デビットカードを使ったショッピングやATM出金、振込など、日常の金融取引がスマートフォン一つで完結するのが、みんなの銀行の大きな特徴です。

以下の表に、みんなの銀行の基本情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

みんなの銀行の7つのサービス

みんなの銀行には、主に以下の7つのサービスがあります。

この中で、Coverは唯一のプレミアム会員限定のサービスです。それぞれ用途に合わせて、使ってみてください。

みんなの銀行のメリット

みんなの銀行には、主に以下の3つのメリットがあります。

• アプリ1つで完結できる
• 業界最高水準の貯蓄預金金利
• 残高不足でも最大5万円まで立替可能

メリットを理解すれば、みんなの銀行の魅力がより伝わると思います。それでは順番に見ていきましょう。

アプリ1つで完結できる

みんなの銀行は、スマートフォン一つで全ての銀行業務を完結できるデジタルバンクです。このアプリを使えば、口座開設から日常の金融取引まで、スマホ上で簡単に行うことが可能です。

具体的には、普通預金「Wallet(ウォレット)」機能を中心に、貯金、振込、支払い、資金の管理など、様々な金融サービスにアクセスできます。また、バーチャルデビットカードの発行や、セブン銀行ATMを利用した現金の入出金もアプリを通じて行えるため、物理的なカードや通帳が不要です。

さらに、セキュリティ面でも安心できる設計となっており、口座を操作できるのは登録したスマートフォンのみです。

業界最高水準の貯蓄預金金利

みんなの銀行は、業界最高水準の貯蓄預金金利を提供するデジタルバンクです。さらに、プレミアムサービスを利用することで、貯蓄預金の基準金利が0.1%から0.3%に上昇します（税引き後0.239%）。

この高金利は、インターネット専業銀行やモバイル専業銀行の中でトップクラスであり、資産形成において大きなメリットを提供します。また、プレミアムサービスの利用料は月額600円となっており、このサービスを利用することで、貯蓄預金の金利が大幅に向上するため、長期的な資産運用に最適です。

このように、みんなの銀行は、高い金利と安全性を兼ね備えた貯蓄環境を提供し、ユーザーの資産形成をサポートしてくれるでしょう。

残高不足でも最大5万円まで立替可能

みんなの銀行は、独自のサービス「Cover」機能を通じて、口座残高が不足している場合でも最大5万円までの立替が可能です。このサービスは、プレミアムサービスの追加オプションとして無料で提供され、利用料は月額600円です。急な出費や予期せぬ支払いがあった際にも、この立替機能により金銭的な不安を軽減できます。

例えば、結婚式のご祝儀や飲み会など、突然の支出が必要な場面で役立ちます。また、ATMからの現金引き出しやデビットカードを使ったショッピングにも利用できるため、非常に便利です。みんなの銀行のこの機能は、ユーザーが金融面で柔軟に対応できるようサポートし、日常生活における金銭管理を容易にします。

そして、利息が発生しない点も、このサービスの大きな魅力の一つです。

みんなの銀行の口座開設方法

みんなの銀行の口座開設方法〜利用開始までの流れや、必要書類について解説します。口座開設の流れは、以下の通りです。

1. みんなの銀行アプリをインストール
2. 個人情報の入力
3. 本人確認書類の提出
4. 口座開設完了の知らせが届く
5. ログインパスワードの設定

みんなの銀行は、専用の公式アプリを介して利用できます。このアプリは、App StoreまたはGoogle Playからのダウンロードが必要です。

登録に必要な情報を入力後、ビデオ通話を利用して本人確認を実施します。本人確認書類を準備し、スマートフォンのフロントカメラを使用して、顔と書類が映るように撮影してください。画面の指示に従い、自撮りのように操作することで本人確認が完了します。この手順では、ビデオ通話を利用しますが、オペレーターとの直接の対話は行われません。

本人確認が成功すると、スマホに通知が届きます。その後、アプリにログインし、パスワードやPINコードなどのセキュリティ設定を完了させてください。

また、口座開設には、以下のような「本人の氏名や住所等」を証明する書類が必要になります。

• 運転免許証
• パスポート
• マイナンバーカード
• 住民基本台帳カード
• 官公庁から発行された顔写真付きの書類

なお、学生の方は、学生証では本人確認できませんので、注意してください。

CoverとLoanには審査が必要

みんなの銀行では、Cover（カバー）とLoan（ローン）のサービスを利用するためには、特定の審査基準を満たす必要があります。ここでは、それぞれの審査基準や申し込み〜審査までの流れをご紹介します。

審査基準

審査の際には、申込者の信用情報が重要な判断材料となります。信用情報には、主に以下の点が見られるでしょう。

• 過去の借入れ履歴や返済状況
• 現在の職業
• 収入
• 年齢
• 勤続年数
• 他の金融機関からの借入れ状況

みんなの銀行の審査プロセスは、迅速かつ透明性が高いことが特徴です。そして、審査結果は個々の申込者の状況によって異なるため、すべての申込者がサービスを利用できるわけではありません。

申し込みから審査までの流れ

ここでは、Coverの場合とLoanの場合に分けて、それぞれの審査の流れをご紹介します。

Coverの場合は、以下の流れです。

1. みんなの銀行の普通預金口座の解説
2. プレミアムサービスに申し込み
3. プレミアム会員になる
4. Coverに申し込む
5. 年収や就業状況などの質問に応答
6. 審査

Loanの場合は、以下の流れです。

1. みんなの銀行の普通預金口座の開設
2. アプリを開く
3. 「Banking」→「ローン」→「もっと詳しく」→「新規申込みへ」に移動
4. 年収や就業状況などの質問に応答
5. 一次審査
6. 最終審査（限度額50万円超の場合は収入証明書類の提出）
7. 契約
8. 利用開始

Loanの場合、プレミアム会員にならなくても利用できます。

これらのステップは、すべてみんなの銀行アプリだけで完結します。ログイン後に出てくる「Wallet」の右上にある「人型アイコン」に移動すると、手続きできます。

また、審査の期間に関しては、最短2分で済む場合もありますが、最長3日かかることもあります。

Loanの使い方

ここでは、先述のLoanの使い方に関して、以下の4つの観点からご紹介します。

• お金を借りる方法
• 返済する方法
• 利用限度額を増やす方法
• 解約する方法

これからLoanでお金を借りようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

お金を借りる方法

Loanでの借入方法は、以下の通りです。

1. アプリを開く
2. アプリの下部にあるアイコンを選択
3. 「Banking」→「ローン」→「普通預金口座」へ移動

これにより、借入額の入力画面が表示されます。ここで希望する借入額を指定し、普通預金口座に資金を振り込んでください。

また、「Loan」セクションを開き、「借入」オプションから直接借入額を設定する方法もあります。借入可能な金額は最低1,000円からで、1,000円単位での設定が必要です。

返済する方法

Loanで返済する方法は、主に以下の2つです。

利用限度額を増やす方法

利用限度額を増やす手順は、以下の通りです。

1. アプリを開く
2. アプリの下部にあるアイコンを選択
3. 「Banking」→「ローン」→「ローン詳細画面」へ移動
4. 増枠をタップ
5. 最新の年収を入力
6. 申し込み完了
7. 一次審査（利用限度額と年金利が分かる）
8. アプリの通知で結果が届く
9. 希望額の選択
10. 最終審査
11. 最短当日アプリで知らせが来る
12. 契約内容の確認
13. 完了

契約完了後、すぐに増枠内で利用ができます。

解約する方法

Loanを解約したい場合、以下の操作を行ってください。

1. アプリを開く
2. アプリの下部にあるアイコンを選択
3. 「Banking」→「ローン」→「ローン詳細画面」へ移動
4. 画面右上の3点アイコンをタップ
5. 画面下へスクロール
6. 「解約する」をタップ
7. 完了

借入残高や経過利息がある場合、事前の精算が必要になります。また、解約通知はメールで届きます。

みんなの銀行のプレミアムサービスとは？

みんなの銀行のプレミアムサービスは、月額600円（税込）で、貯蓄預金金利が0.1%から0.3%に上昇し、他行への振込手数料とATM出金手数料が月10回まで無料になります。デビットカードのキャッシュバック率は0.2%から1%に増加し、年間100万円までのショッピング保険が付帯。さらに、レコード連携先データの一括更新や、口座残高不足時の自動立替え機能も利用可能です。

これらの特典は、金融生活をより快適にするでしょう。

プレミアム会員とそれ以外の違いは、以下の表の通りです。

みんなの銀行が怪しいと思われる理由4選

みんなの銀行が怪しいと世間で言われる理由は、主に以下の4つです。

• キャッシュカードが発行されないから
• 入出金がセブン銀行ATMしか対応していないから
• 手数料が高いから
• 引き落としが非対応だから

それぞれの理由を見ていき、それに対する弁明を根拠付きでご紹介します。それでは順番に見ていきましょう。

キャッシュカードが発行されないから

みんなの銀行では、物理的なカードを発行せず、すべての取引をスマートフォン上で完結させるシステムを採用しています。このため、従来の銀行のようにキャッシュカードを持つことができません。デビットカード機能も、バーチャルデビットカードとしてのみ利用可能です。

このようなデジタル中心のアプローチは、一部の利用者にとっては不安や疑念を引き起こす可能性があります。特に、物理的なカードがないことを「怪しい」と感じる人もいるかもしれません。しかし、デジタルバンキングは世界的に普及しており、多くの国でこのようなシステムが採用されています。みんなの銀行は、この新しい銀行の形態を日本で提供しているのです。

このシステムは、スマートフォンを通じて銀行業務を行う利便性を提供していますが、従来型の銀行利用者にとっては馴染みがないため、疑念を持つことも理解できます。重要なのは、このような新しい銀行形態に対する理解を深め、その利便性と安全性を正しく評価することです。

入出金がセブン銀行ATMしか対応していないから

みんなの銀行では、他の銀行やATMでは入出金ができず、セブン銀行ATMのみが対応しています。セブン銀行ATMは全国に広く設置されており、2万6千台以上が利用可能で、多くは24時間365日営業しています。このため、利便性の面では問題がないと考えられます。

しかし、セブン銀行ATM以外での取引ができないことや、出金時に手数料が発生することが、一部のユーザーにとっては不便と感じられる可能性があります。特に、25歳以下のユーザーは手数料が優遇されますが、それ以外のユーザーは110円の手数料がかかります。

手数料が高いから

みんなの銀行では、セブン銀行ATMを利用した入出金に手数料がかかります。

このような手数料の設定は、一部のユーザーにとっては高額と感じられるかもしれません。特に、他のメガバンクでは出金手数料が無料の場合もあるため、比較するとみんなの銀行の手数料が高く感じられることがあります。この手数料の高さが、一部の人々に「怪しい」という印象を与える要因になっている可能性があります。

とはいえ、他のどのメガバンクでも、ATMの入出金に200円以上かかることもあるので、一概に「みんなの銀行の手数料が高い」とは言えないでしょう。

引き落としが非対応だから

みんなの銀行では、現時点でクレジットカードや公共料金などの各種料金の口座引き落とし（口座振替）ができません。公式サイトの「よくある質問」にも、この点について「現時点で取り扱いはない」と明記されています。

この自動引き落としの非対応は、日常的に口座振替を利用しているユーザーにとっては不便に感じられるかもしれません。特に、定期的な支払いを自動で管理したい人にとっては、この点が「怪しい」と感じる要因になる可能性があります。

しかし、「現時点では」という回答からは、将来的にはこの機能が提供される可能性も示唆されています。

みんなの銀行まとめ

この記事では、みんなの銀行の様々な機能や使い方などを解説しました。

アプリ一つで完結する利便性、魅力的な貯蓄預金金利、そして柔軟なLoanの利用方法など、みんなの銀行は現代の銀行業界に新たな風を吹き込んでいます。一方で、キャッシュカードの非発行や特定ATMのみの対応など、一部に懸念される点もありますが、これらはサービスの特性を理解することで、より良い利用が可能です。

みんなの銀行は、その革新性と利便性で、ユーザーの金融取引をより便利にしてくれます。これからも、その進化に注目していきましょう。