atoneの支払いに遅れるとどうなる？取り立ての流れやリスクについて解説！

atoneは後払いで買い物ができる便利な決済サービスですが、後払いという仕組みだけに「うっかり支払いを忘れてしまった」「支払いを滞納してしまった」というケースは珍しくありません。

実際にatoneの支払いに遅れるとどうなるのか、気になる人もいるでしょう。

この記事では、atoneの支払に遅れた場合の取り立ての流れや、滞納のリスクについて解説します。

支払に遅れたときの対処法を知りたい人も、ぜひ参考にしてください。

後払いatone（アトネ）とは

後払いatoneは、株式会社ネットプロテクションズが運営する後払い決済サービスです。

ネットショップを中心にクレカレスで買い物できるのが特徴で、メールとSMSの認証だけで簡単に登録できます。

利用代金はまとめて翌月に支払う仕組みになっているので、手元にお金がないときでも欲しい物をすぐに購入できるのが魅力です。

atoneの支払いに遅れるとどうなる？

atoneの支払いに遅れると、支払いの催促を目的とする取り立てが行われます。

まずは、取り立ての流れから見ていきましょう。

滞納1日～：atoneの利用停止

atoneの支払い期日の翌日から、atoneが利用停止となりサービスを使えなくなります。

利用枠が残っている場合でも、atoneを使って買い物することはできません。

この段階では一時的なサービスの利用停止なので、すぐに支払いをすれば再びatoneを利用できるようになります。

ただし、このまま支払いを放置したままでいると、今後atoneのサービスを利用できなくなる可能性があるので注意が必要です。

滞納1週間～：電話による支払催促

atoneの支払いに遅れて1週間ほどで、電話による支払催促がスタートします。

以下の番号から連絡があるので、電話に出て内容を確認しましょう。

• 0120-839-046
• 0120-557-823
• 0120-559-857

電話は自動音声による支払い案内なので、オペレーターに直接繋がるわけではありません。

そのため、電話をかけ直しても自動音声が流れるだけで、カスタマーセンターには繋がらないため注意が必要です。

滞納1ヶ月～：延滞事務手数料の発生

atoneの支払いに遅れて1ヶ月程度で延滞事務手数料が発生します。

発生している延滞事務手数料は、スマホアプリの「ご利用状況⇒履歴」の利用明細から確認することが可能です。

また、atoneは支払いを長期にわたり滞納すると、延滞事務手数料のほかに年率14.6%の遅延損害金を請求されます。

滞納が長引くと支払いの負担が増える一方なので、1日でも早く支払いを済ませましょう。

滞納3ヶ月～：弁護士法人などに債権回収を委託する

atoneの支払いに遅れて3ヶ月程度経つと、atoneが弁護士法人などに債権回収を委託します。

債権がatoneから弁護士法人に移ることで、今後の支払い催促はatoneではなく弁護士が代わりに行うことになります。

弁護士に債権が移ると今まで以上に支払い催促が厳しくなり、自宅に催促状が届くなど家族に滞納がバレるリスクも高くなります。

放置すると大変なことになるので、すぐにでもお金を工面して支払いを済ませましょう。

滞納6ヶ月～：裁判で訴えられる

atoneの支払いに遅れて6ヶ月以上経つと、最終的には裁判で訴えられます。

弁護士から法的措置を検討する予告通知が届くようになり、それでも無視して滞納を続けると法的手続きを取られる可能性が高いです。

滞納している側に全面的に非があるため、当然ながら裁判では勝ち目がありません。

敗訴となった場合は裁判費用や遅延損害金を含めた未払い分を一括請求され、支払いができなければ財産や給料を差し押さえられます。

裁判で訴えられるのを避けるためには、遅くとも最終通告書が届いた時点で支払いを済ませる必要があります。

atoneの支払い遅れに関する知恵袋の口コミ

atoneの支払い遅れに関する口コミは、知恵袋でもたくさん見つかります。

数日〜1ヶ月程度の滞納に関する相談には、請求書を使ってすぐに支払いをすれば問題ないという回答が多かったです。

一方で、atoneを1ヶ月以上滞納している人からは、弁護士からの督促について悩む相談も目立ちました。

実際に裁判沙汰になった口コミは見当たりませんでしたが、いつ法的措置を取られるか分からないので長期滞納にならないうちに支払いを済ませるのが正解です。

atoneの支払いに遅れるリスク

ここからは、atoneの支払いに遅れるリスクを見ていきましょう。

延滞事務手数料や遅延損害金が発生する

atoneの支払いに遅れるリスクとして、延滞事務手数料や遅延損害金が発生することが挙げられます。

どちらも滞納から1ヶ月程度が加算されるタイミングの目安となるため、うっかり支払い忘れていただけの人も注意が必要です。

支払いに遅れなければ本来は発生しない費用なので、無駄な負担を増やしたくない人はすぐにでもatoneの支払いを済ませましょう。

atoneのサービスを利用できなくなる

atoneの支払いに遅れると支払い期日の翌日からサービスが利用停止となりますが、すぐに支払いを済ませればサービスを再開できます。

ただし、支払いを長期にわたり滞納した場合は、未払い分の清算をしてもatoneのサービスを利用できなくなる可能性があります。

万が一atoneのサービスを利用できなくなった場合は、atoneと同じ運営会社が提供する「NP後払い」も利用できなくなるので注意が必要です。

今後もatoneやNP後払いなどの後払い決済サービスを利用したい人は、支払い期日をしっかり守ることを心がけましょう。

給料や財産を差し押さえられる

atoneの支払いに遅れると、最悪の場合は裁判沙汰になり給料や財産を差し押さえられるリスクがあります。

裁判なんて大袈裟だと思う人もいるでしょうが、後払いアプリなどの未払いで少額訴訟を起こされるケースは珍しくありません。

少額訴訟は60万円以下の金銭を求める訴訟なので、利用額の少ないatoneなどの未払い金も対象です。

通常の裁判と同じように、少額訴訟で敗訴となり判決に従って支払いができなければ、強制執行で財産や給料が差し押さえられます。

裁判沙汰になるのを避けたい人は、atoneを滞納したまま放置するのは絶対にやめましょう。

atoneを滞納すると信用情報にブラックリスト登録される？

atoneは信用情報機関に加盟していないため、滞納に関する情報が信用情報に登録されることはありません。

そのため、atoneを滞納してもクレジットカードやカードローンの審査に影響する心配はないです。

ただし、atoneの滞納が長期になると、atoneと運営会社が同じNP後払いの利用ができなくなる可能性があります。

ブラックリストには登録されませんが、滞納するとさまざまなリスクがあることは頭に入れておきましょう。

atoneの支払いに遅れたときの対処法

atoneの支払いに遅れたときの対処法は、以下の通りです。

短期アルバイトでお金を稼ぐ

atoneの支払いに遅れたときは、短期アルバイトでお金を稼ぐのも現実的な対処法です。

短期アルバイトの平均日給は10,000円〜15,000円程度なので、atoneの未払い代金が50,000円だとしたら3日〜5日ほどで稼げる計算になります。

給料は日払いでもらえるので、1週間以内に滞納分の支払いが可能です。

ただし、本業が忙しい人や副業が禁止されている人には難しいため、他の方法を検討しましょう。

不用品を売却する

atoneの支払いに遅れたときは、不用品を売却してお金を工面するのも1つの手段です。

アクセサリーなどの貴金属・ブランド品・パソコンやスマートフォンなど、物によっては高値で売却できます。

使わなくなった物や不要になった物を探して、できるだけ高く買取してくれる店舗やサイトに売却しましょう。

オークションサイトやフリマアプリの方が高く売却できる物もありますが、現金が手に入るまでに時間がかかるので急ぎの人は注意が必要です。

カードローンでお金を借りる

自分でお金を稼ぐ・作るのが難しい場合は、カードローンでお金を借りる方法も検討してみましょう。

atoneの未払い額が多い場合も、カードローンならすべて工面できる可能性が高いです。

消費者金融カードローンは無利息期間サービスのある業者が多いので、無利息期間内に返済すれば利息なしでお金を借りることができます。

すぐに返済が難しい場合は低金利の銀行カードローンもおすすめですが、銀行によっては融資までに時間がかかるうえ消費者金融よりも審査が厳しい傾向にあります。

atoneの支払いに遅れないために気をつけること

atoneの支払いに遅れないためには、次の2つのことに気をつけましょう。

支払い期日をしっかり確認する

atoneの利用代金は後払いなので、支払い期日を忘れてしまうケースは珍しくありません。

atoneはコンビニ払い・口座振替・請求書払いのいずれかを支払方法に選択できますが、それぞれ支払い期日が異なります。

支払いに遅れないためには、選択した支払方法と期日をしっかり確認することが大切です。

毎月確実に支払いをするためには、引き落とし日が決まっている口座振替をおすすめします。

使いすぎないよう計画的に利用する

atoneは利用上限額までなら何度でも買い物ができるため、使いすぎの心配があります。

atoneの利用上限額の基準は50,000円なので、上限額いっぱいまで使ってしまうと1度の支払い負担も大きいです。

後払い決済はお金を使っている実感が湧きにくいので、請求額を見て驚く人もいるでしょう。

「請求額が大きく支払いのお金を用意できない！」なんてことにならないためにも、atoneを利用する際は使いすぎないよう計画的に利用しましょう。

欲しい物があっても、本当に今必要かよく考えることが大切です。

まとめ

atoneは手軽に利用できる後払い決済サービスですが、支払いに遅れて滞納した場合は大きなリスクがあります。

万が一支払いに遅れたときは、お金を工面してすぐにでも滞納分を支払うことが大切です。

後払いだからといって、無計画に利用しないように気をつけましょう。