クレジットカードを作れない6つの理由と対策を解説！審査なしでカードを作る方法も紹介

クレジットカードに申し込んでも審査が通らず、作れないとしても諦める必要はありません。

審査に落ちてしまった理由を知り、対策を講じれば別のクレジットカードが作れる可能性があります。

さらに、クレジットカードそのものは作れなくても、類似の機能を持つカードの作成も検討してみましょう。

その一つが、本記事でご紹介する「バーチャルカード」です。

今回はクレジットカードが作れない理由や対策、バーチャルカードの作り方について解説します。

クレジットカードを作れない理由は？

クレジットカードが作れない（＝審査に通らない理由）主な理由は、以下のとおりです。

1. 返済能力がないと判断された
2. 信用情報に問題があった
3. 直近6ヶ月以内に複数のカードに申し込みをしている
4. クレヒスがない
5. キャッシング枠が大きすぎる
6. 申告内容に不備や虚偽があった

ここでは、審査落ちの理由の詳細について解説していきます。

理由1｜返済能力がないと判断された

申込者の返済能力は、以下の項目で判断されます。

• 毎月一定の収入があるか
• 一定の勤続年数があるか
• 雇用形態は不安定でないか

クレジットカードを作るためには、安定した収入があることが大前提です。

たとえば、自営業者やフリーランスよりも、大企業の正社員や公務員の方が審査に通りやすい傾向にあります。

また転職したばかりで勤続年数が少ないことも、返済能力がないと判断される原因のひとつです。

一定の収入、一定の勤続年数を経てから申込みをすれば、返済能力が認められる場合があります。

理由2｜信用情報に問題があった

クレジットカードの審査では、申込者の信用状況が「個人信用情報機関」で照会されます。

個人信用情報機関に記載されている主な情報は、以下のとおりです。

• 個人の住所
• これまでの職歴
• 借入の有無
• クレジットカードの使用状況

クレジットカード会社はこれらを個人信用情報機関に照会し、審査を通しても問題がないかを判断します。

すでに多数の借入があったり、2ヶ月以上の滞納があったりすると、ほとんどの場合で審査に通りません。

いわゆる「信用ブラック」や「ブラックリスト入り」と言われる状態です。

信用ブラックの状態を解消するには、借入を完済してから最大で5年間の期間を開ける必要があります。

理由3｜直近6ヶ月以内に複数のカードに申し込みをしている

審査の結果に限らず、クレジットカードの申込み履歴は、個人信用情報機関に6ヶ月間記録されます。

その6ヶ月の間に複数のカードに申込み（多重申込み）をすると、ほとんど審査に通りません。

なぜなら、「信用情報に問題がある」や「多重債務の可能性がある」と判断されてしまうからです。

多重申込みを避けるために、申込みから再申し込みの期間を6ヶ月以上空けるようにしましょう。

理由4｜クレヒスがない

クレジットカードやカードローンなどの利用履歴のことを、クレジットヒストリー（クレヒス）と言います。

一般的にクレジットカードを利用して、期限までに返済していれば、良いクレヒスが積み上がっていきます。

ただし、クレジットカードを一切利用したことがない＝クレヒスがない状態は要注意です。

返済能力の有無を客観的に判断する指標がないため、審査に通りにくい傾向があります。

クレヒスがない場合は、クレジットカードを作って良いクレヒスを積み、審査に不利な状態を避けましょう。

理由5｜キャッシング枠が大きすぎる

クレジットカードの申込時に、返済能力を超えるキャッシング枠を設定すると審査に通りません。

キャッシング枠は最大でも、年収の3分の1まで（総量規制）と決められています。

そのため、希望するキャッシング枠が大きすぎると、審査に通らない可能性があるのです。

すでに他社借入があったり、所持しているカードにキャッシング枠があったりする場合は、新規申込みのキャッシング枠を減らしましょう。

あるいは審査を通すために、キャッシング枠をゼロに設定することも検討してみてください。

理由6｜申告内容に不備があった

申込みフォームの記載内容や提出書類に不備があると、正確に審査ができず、クレジットカードが作れない場合があります。

フォームを送信する前に、入力ミス等がないかしっかり確認しましょう。

当然ながら、収入や勤務先など虚偽の申告内容があった場合も審査に通りません。

審査に通りやすい・作りやすいクレジットカード

審査に落ちたからと言って、一切クレジットカードが作れないわけではありません。

以下にご紹介するクレジットカードは、審査が比較的やさしく、作りやすい傾向があります。

ACマスターカード

ACマスターカードは、大手消費者金融会社のアコムが発行するクレジットカードです。

消費者金融会社の独自審査により、他社カードの審査に落ちた方でも申し込みができます。

発行は最短即日、プラスチックカードが届く前にバーチャルカードでの利用も可能です。

ただし、支払いは自動的にリボルビング（分割）となるため、リボ残高の経過日数に応じて手数料がかかります。

SMBCモビット（Tカードプラス）

大手消費者金融会社のSMBCモビットが発行するTカードプラスも、審査が比較的やさしいクレジットカードです。

独自の審査基準が設定されているため、返済能力が不安な方でもカードを発行できる可能性があります。

ただし、プラスチックカードが発行されるまでにかかる期間は、最短で3営業日です。

こちらも支払いは自動的にリボ払いとなり、リボ残高の経過日数に応じた手数料がかかります。

アメックス・グリーンカード

敷居が高いと思われがちなアメックスですが、実は申込者の属性によっては審査に通りやすい傾向があります。

日本のクレジットカードはクレヒスを重視する傾向にあるため、過去に金融事故がある場合はほとんど審査に通りません。

しかし、外資系のアメックスは独自の審査基準を持ち、申込み時点での支払い能力や信用力が重視されます。

過去に金融事故があっても、完済から5年が経過しており、現在は収入が安定している方におすすめです。

審査なし or 必ず審査に通るクレジットカードはある？

結論を言うと、「審査なし」もしくは「必ず審査に通る」ような”通常の”クレジットカードはありません。

本人名義でクレジットカードを作るときは、所定の審査に通過する必要があります。

ただし、クレジットカードが作れなかった場合は、以下に挙げる代替案も検討してみてください。

家族カードなら審査なしで作れる

家族カードとは、クレジットカードの本人会員の家族が作れるカードです。

一般的に家族会員は、本人会員と生計を一にする親や配偶者、子供が対象となります。

家族カードを作るにあたり、家族会員は審査の対象となりません。

つまり、本人会員さえ審査に通れば、信用ブラックの人でも家族カードを持つことが可能です。

家族カードを作る場合は、本人会員がクレジットカードを申し込むときに、家族カードもあわせて申し込みます。

デポジット型クレジットカードなら審査なしで作れる

デポジット型クレジットカードとは、信販会社のライフカードが発行元の保証金（＝デポジット）を預けて作るクレジットカードです。

事前にライフカードに預けた保証金（3万円～30万円）の範囲内で、クレジットカードの利用限度額が設定されます。

デポジット型であれば、信用ブラックや審査に不安がある方でもクレジットカードが発行可能です。

ただし、ライフカードのデポジット型クレジットカードは、保証金とは別に年会費5,500円がかかります。

クレジットカードに類似した3つのバーチャルカード

クレジットカードを作れなくても、後払い決済機能を持つ「バーチャルカード」であれば作れる可能性があります。

バーチャルカードの後払い決済はクレジットカードに類似した機能で、ネットショッピングの利用代金を翌月にまとめて清算できます。

ここでは、クレジットカードと同等に使える”後払い決済機能”が付いたバーチャルカードをご紹介します。

Paidy（ペイディ）

ペイディは、ショッピングの利用代金を翌月10日までにまとめて支払える後払い決済サービスです。

最短5分のバーチャルカードを発行すれば、クレジットカードとしてネットショッピングに利用できます。

さらに、ペイディは利用実績がない初回でも、1万円～2万円の利用枠が確保できることがメリット利点です。

注文確定時に与信審査が行われますが、ペイディでの支払い遅れがなければ、基本的に審査落ちはありません。

メルペイ

メルカリのスマホ決済「メルペイ」は、利用分を翌月末にまとめて支払えるメルペイスマート払いが利用できます。

普段メルカリを使っていなくても、申し込みから最短5分でバーチャルカードが発行されます。

さらに、初回発行時でも1万円～3万円の後払い利用枠を確保できる点が魅力です。

後払い申請時に与信審査が行われますが、メルカリの規約を守って正しく利用していれば、審査に落ちることはありません。

バンドルカード

バンドルカードは、最短1分でだれでも発行できるVisaブランドのバーチャルカードです。

後払いチャージ機能の「ポチッとチャージ」を使えば、現金がなくても即座に残高をチャージできます。

ただし、利用実績が少ない初回のチャージは、上限が3,000円～5,000円までとなっています。

上限を引き上げるには利用実績を積むか、リアルカードの「バンドルカード リアル＋」を発行しましょう。

クレジットカードの審査やバーチャルカードに関するQ&A

クレジットカードの審査やバーチャルカードに関して、よくある質問をQ&Aにまとめました。

クレジットカードが作れないならバーチャルカードを試してみよう

クレジットカードが作れない理由や、クレジットカードの代替えとなる方法を解説しました。

信用ブラックの人であっても、審査のゆるいクレジットカードや家族カード等であれば発行することができます。

さらに、クレジットカードのショッピング枠に類似した機能を持つ「バーチャルカード」も検討しましょう。

クレジットカードとは審査基準が異なるバーチャルカードであれば、信用ブラックでも発行可能です。