・クレジットカード現金化は融資ではない
・クレジットカード現金化業者は貸金業ではない
クレジットカード現金化はあくまでも商品売買であり、サービスとして提供する現金化業者は貸金業者ではありません。
したがって、クレジットカード現金化の換金率は業者が自由に決定でき、利息制限法を超えていても問題ないのです。
>>「クレジットカード現金化は利息制限法の影響を受けない」について詳しく見る
お金のコラム
「クレジットカード現金化の換金率って、利息に換算するとどれくらい?」「カード現金化の換金率は利息制限法違反じゃないの?」といった疑問をお持ちではないですか?
クレジットカード現金化の換金率を利息(利率)で換算すると、年利でおよそ120%超の超高金利になります。
この利息換算でわかることは、クレジットカード現金化の換金率(手数料)による利用者の負担は、決して小さくないということです。
今回は、クレジットカード現金化の換金率を利息に換算する詳細なシミュレーションや、利用者の返済負担を軽減するポイントについて解説します。
クレジットカード現金化の換金率を利息(利率)に換算すると120%超
結論を言うと、クレジットカード現金化の換金率を、キャッシングやカードローンの利息(利率)に換算すると、年利で120%前後になります。
11万円のショッピング枠を現金化して10万円を作り、支払いが1ヶ月後の場合でシミュレーションしてみましょう。
この条件は「10万円を借りて、1ヶ月後に11万円を返す」ことと同じですので、利息分(月利)は「30日で1万円(月率10%)」です。
30日で借入額の10%の利息は、借入日の翌日から1日ごとに、元金(=10万円)に対して0.333%の利息がつくという計算になり、年利に換算すると121.65%となります。
金利が高いとされる消費者金融会社のカードローンの年利18%と比較しても、クレジットカード現金化の年利121%がいかに高いかがわかります。
なお、シミュレーション「11万円のショッピング枠を10万円に現金化」は、換金率約90%に相当します。
クレジットカード現金化は、現金化の方法や依頼する業者によって換金率が異なります。
自分で現金化をする場合、また業者に依頼する場合でも、クレジットカード現金化の換金率の相場は75%~85%です。
カード現金化の換金率90%はかなり好条件ですが、それでも利息に換算すると、消費者金融会社のローンの6~7倍高くなってしまいます。
クレジットカード現金化の利息が高くても違法にならない理由
クレジットカード現金化は、カードで購入した商品を買い取り、またはキャッシュバックで現金を作るサービスです。
法的には民法の「売買契約」にあたります。
したがって、キャッシングやカードローンなどの「融資」と異なるため、貸金業法や出資法、利息制限法の影響を受けません。
クレジットカード現金化は利息制限法の影響を受けない
利息制限法では、元本に対して以下の上限金利が定められています。
元本の金額 | 上限金利 |
10万円未満 | 年20% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
100万円以上 | 年15% |
貸金業者は利息制限法に基づき、元本の金額に応じて15%~20%の上限金利で貸付けを行わなければなりません。
しかし、クレジットカード現金化業者は貸金業者ではないため、自由に換金率を設定することができます。
利用者がその換金率に納得して現金化の取引が成立すれば、基本的に問題ありません。
このことから、金利換算すると年100%超の換金率であっても、現金化業者は行政処分等の対象にならないのです。
悪質な業者は高金利を理由に逮捕・摘発されるケースがある
現金化業者は貸金業法や利息制限法に縛られず、自由に換金率を設定することができます。
しかし、過去には、出資法および貸金業法違反で逮捕・摘発された現金化業者は少なくありません。
2011年8月5日には、現金化業者が「事実上のヤミ金融を営んだ」とみなされ、出資法違反(高金利、脱法行為)の疑いで逮捕されています。
出資法は年109.5%を超える割合による利息の契約をしたときは、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金です。
クレジットカード現金化は換金率90%でも年利換算で約120%超ですので、出資法に照らし合わせると違法行為となります。
ただし逮捕事例はあくまでも一部の悪質な業者のみであり、良心的な条件でカード現金化を営んでいる業者が逮捕された事例はありません。
クレジットカード現金化は違法ではないがリスクはある
クレジットカード現金化の利用者側が法律違反などで逮捕・摘発されたケースはありません。
ただし、クレジットカード現金化を利用することで、以下のようなリスクが生じる可能性に注意が必要です。
キャッシングやカードローンよりも返済負担が大きい
クレジットカード現金化は審査無しで利用でき、また信用情報に影響がない便利なサービスです。
しかし、金利換算で120%のクレジットカード現金化の返済負担は、決して小さくはありません。
便利だからと言って繰り返し利用していると、カードの返済負担が重くのしかかってきます。
クレジットカード現金化はあくまでも緊急時にのみ、単発で利用するようにしましょう。
カード利用停止や強制解約のリスクがある
クレジットカード現金化は、カード会社が利用規約で禁止している「換金目的の利用」にあたるため、現金化がカード会社にバレると、利用規約違反のペナルティーが課される場合があります。
利用規約違反のペナルティーは、一時的な利用停止、恒久的な利用停止、常習性が認められた場合は強制解約および一括支払い請求です。
クレジットカード現金化は、カードの利用状況が以下のような場合に疑われやすくなります。
- 新規発行したばかりのクレジットカードでショッピング枠いっぱい利用する
- Amazonギフト券や新幹線の回数券など換金性の高い商品を購入する
- ショッピング枠いっぱいまで利用、すぐに返済を繰り返している
カードが利用停止になると、クレジットカードでショッピングやキャッシングが使用できません。
また、強制解約は個人信用情報機関に最大5~10年事故情報として登録されます。
その間は新しいクレジットカードの発行することや、ローンを組むことができません。
日頃からクレジットカードを利用している人にとっては、カード現金化が原因でカード利用停止になることは絶対に避けたいところです。
ただし、クレジットカード現金化を行ったからと言って、ただちにクレジットカードが利用停止になることはありません。
カード利用停止のリスクがあることを踏まえ、より安全性の高い現金化の方法を選択することが大切です。
信用にキズがつくリスクがある
クレジットカード現金化じたいは融資ではないため、利用したからと言って信用情報にキズがつくことはありません。
しかし、クレジットカード現金化に起因して、以下のようなカード利用をすると、信用情報にキズがつく(信用ブラックになる)ことがあります。
- クレジットカードの支払いを滞納した
- 現金化がカード会社にバレて強制解約になった
- カードの返済ができず債務整理をした
クレジットカードは、ショッピング枠が30万円、50万円……と、1ヶ月の収入よりも高い利用枠が与えられていることも少なくありません。
「利用枠=自分のお金」と錯覚しがちですが、実際はカード会社が建て替えているに過ぎず、返済が必要なお金です。
繰り返しクレジットカード現金化をすれば、当然ながらカード会社への支払いが膨らんでいきます。
また、クレジットカード現金化は分割払いやリボ払いも利用できますが、その場合は現金化の手数料と分割・リボ手数料が二重にかかります。
自身の返済能力を超えてクレジットカードを利用すると、いずれ支払いができなくなるほど借金が増えてしまいます。
したがって、クレジットカード現金化はカード会社に対して借金をしているという意識を持ち、計画的に利用しなければなりません。
悪質業者に騙されるリスクがある
表向きは普通の現金化業者を装い、後から法外な手数料を請求したり、実際の換金率とは異なるレートで現金化したりする悪質な業者も存在します。
なかには現金化業者の逮捕事例でも挙げたように、高利貸しを営む闇金業者や、個人情報を売買する悪質な業者が紛れ込んでいる可能性があります。
現金化業者の中には悪質な業者も紛れ込んでいることを意識して、業者選びは慎重に行わなければなりません。
クレジットカード現金化の返済負担を軽減するポイント
金利換算で見たように、クレジットカード現金化の換金率は非常に高く、繰り返し利用すれば借金が膨らんでいきます。
どうしてもクレジットカード現金化を使わざるを得ないときに、その返済負担を最小限に抑えるための対処法を解説します。
クレジットカード現金化は換金率と安全性で慎重に選ぶ
結論を言うと、換金率を極力低くすれば、それだけ返済負担も軽減されます。
ただし、クレジットカード現金化は換金率だけを追い求めるのではなく、安全性と両立させることが大切です。
換金率が高い方法があっても、カード利用停止リスクや個人情報流出リスクが高ければ元も子もありません。
一般的に換金率が高いのは自分でクレジットカード現金化をする方法ですが、この場合は自己責任でカード利用停止リスクの対策をする必要があります。
一方で、現金化業者は換金率こそ自分で行う現金化より低めなものの、「カード事故0件」の優良業者を選べば、カード利用停止リスクに万全の対策を講じて現金化ができます。
したがって、換金率が高く現金化の安全性も高い、優良現金化業者を選ぶことが最も重要なのです。
分割払い・リボ払いは極力しない
クレジットカードの分割払い・リボ払いは、毎月の支払額を抑えて自分のペースで返済していくことができる便利なシステムです。
しかし、クレジットカード現金化の支払いを、分割払い・リボ払いにすることはおすすめしません。
クレジットカード現金化は商品代金に対して75%~85%の換金率がかけられます。
これは実質、15%~25%の手数料です。
分割払い・リボ払いにすれば、1回の支払いごとにおおよそ15%の利息が加算されるため、現金化の分と合わせて二重に手数料がかかることになります。
これでは、毎月の支払額を抑えるはずの分割払い・リボ払いが、さらに返済負担を重くします。
したがって、カード現金化の支払いはなるべく1回で完了させるようにしましょう。
カード現金化は金欠の根本解決にならないことを自覚する
クレジットカードで現金は手元に現金がないとき、急に現金の支払いが必要になったときに利用されることの多い方法です。
逆を言うと、お金に余裕があるときにわざわざ現金化を使ってお金を作ることはありません。
クレジットカード現金化では一時的にお金が手に入りますが、それもカード会社への借金であるため、金欠の根本的な解決にはなりません。
しかもクレジットカード現金化は審査不要、簡単な手続きで現金が作れてしまうため、借金をしているという感覚が麻痺して使いすぎてしまう可能性があります。
クレジットカード現金化はやむを得ないときに1回だけ利用するに留め、たとえ何度利用しても金欠の根本解決にならないことを自覚しましょう。
クレジットカード現金化の換金率・利率に関するQ&A
クレジットカード現金化の換金率・利率に関して、よくある質問とその回答をQ&Aにまとめました。
クレジットカード現金化の換金率は、利息制限法に違反しているのではないですか?
以下の理由から、クレジットカード現金化の換金率は利息制限法違反にあたりません。
・クレジットカード現金化は融資ではない
・クレジットカード現金化業者は貸金業ではない
クレジットカード現金化はあくまでも商品売買であり、サービスとして提供する現金化業者は貸金業者ではありません。
したがって、クレジットカード現金化の換金率は業者が自由に決定でき、利息制限法を超えていても問題ないのです。
>>「クレジットカード現金化は利息制限法の影響を受けない」について詳しく見る
換金率90%で現金化をした場合、金利換算でどれくらいの利息が発生したことになりますか?
換金率90%(支払いは1ヶ月後)を金利換算すると、月利10%、年利121.65%となります。
消費者金融会社のローンの年利18%(12回払い)は月利だと約0.01%ですので、いかにクレジットカード現金化の換金率が高いかがわかります。
>>「クレジットカード現金化の換金率の利息換算」について詳しく見る
現金化をお考えの方へ
クレジットカード現金化の換金率を利息(利率)で換算した場合の金利と、現金化のリスク、返済負担を軽減する方法について解説しました。
クレジットカード現金化はお金が急に必要になったときに、審査不要・簡単手続きですぐにお金が作れる便利な方法です。
しかし、繰り返しお伝えしているように、クレジットカード現金化でお金を作れば、借金も増えていくことになります。
クレジットカード現金化の換金率を利息に換算すると、年利で120%以上の超高利です。
借り入れの中でも金利が高いとされる消費者金融会社のカードローンよりも遥かに高い金利であり、借金が膨らんでいくだけでなく、支払いが滞った場合は信用情報にキズがつくおそれもあります。
クレジットカード現金化の利用は計画的に、あくまでも緊急時に単発で利用することをおすすめします。
当サイトでは、換金率の高さと安全性の高さを両立させた、優良現金化業者を紹介しています。
気になる現金化業者の換金率や安全な現金化の取り組みについて、口コミ等もぜひ参考になさってください。
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10万円〜20万円 | 80% | 85.45% |
20万円〜30万円 | 80% | 85% |
30万円〜40万円 | 80% | 88.33% |
40万円〜50万円 | 80% | 87% |
50万円〜60万円 | 80% | 87.5% |
60万円〜70万円 | 80% | - |
70万円〜80万円 | 80% | - |
80万円〜90万円 | 80% | - |
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